医師の求人を見ていると「スポット勤務」や「スポットアルバイト勤務」といった言葉をよく目にします。
今回は健診業務における代表的な2つの勤務形態、「定期勤務」と「スポット勤務」について、その違いやメリットをご紹介します。
健診アルバイトの魅力とは
医師の健診アルバイトは、希望日のみ短時間で効率的に収入を得られるスポット勤務形態として、常勤勤務の空いた日に働きたい方、QOLを重視したい方、産前・産後や子育て中の女性医師などから注目を集めています。今回は、実際に健診業務を行っているA先生に、リアルな1日のスケジュールを伺いました。
女性医師A先生の1日スケジュール
8:00 子どもを保育園へ送りつつ電車で移動
8:45 現地到着、着替え・問診票確認・現場担当者からの説明
9:00 健診開始(問診・聴診など/本日は日勤勤務)
12:00 昼休憩(昼食持参)
13:00 午後の健診再開
15:00 健診終了、書類記入・交通費申請
15:30 保育園へお迎え
16:00 帰宅
実際の業務内容
この日は問診・聴診のみを担当。受診者は約130名で、午前はもう一人の女性医師と2診体制、午後は1人で健診を行いました。
現場スタッフが呼び込みや休憩連絡などをスムーズに行ってくれたため、快適に勤務できました。
白衣・聴診器・スリッパは医療機関側が用意しており、持参したのはシャチハタ印、筆記用具のみ。
何度か勤務した経験のある医療機関だったため、医師免許や保険医登録票のコピーは不要で、身軽に働けました。。
収入やメリット
健診バイトは、受診者数がおおよそ決まっており、残業がほとんどないのが魅力です。
問診・聴診が中心のため、体力的・精神的な負担も少なく、無理のない勤務が可能です。
馴染みのある医療機関の巡回健診は勝手もわかっており、特に働きやすいとのこと。
今回の報酬は1回あたり60,000円。注意点としては、給与振込時の金額確認と、年末の源泉徴収票チェックが挙げられます。
まとめ
「診察時間は1人5分程度。患者さんではなく“受診者”なので、病状を深く追うことは基本的にはありません。集中して診れば時間通りに終わります」とA先生は話してくれました。